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週刊 『防災朝礼』メールマガジン

(第22 2019/06/27)

 

+++日本初〜企業を永続させる

      防災朝礼のススメ!  +++

 

〜防災の学びを通して

社員のリーダー力・人間力強化〜

     

 

発行者:(一社)防災プロジェクト

           代表理事 中井政義

http://防災プロジェクト.com/

 

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‥◆今回のメニュー‥‥‥‥‥‥‥

 

1.家庭防災の問題点と課題

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

2.東松島市大曲浜保育所 後編解説

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

3.ここだけのつぶやき

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

■『防災朝礼』のスタートです。

 

 

いつも『防災朝礼』メルマガを

お読み頂きありがとうございます。

 

一般社団法人 防災プロジェクト

代表理事の中井政義です。

 

 

昨年、4名で

180分コースの

 

ガイド依頼してくれた

仙台の企業が

 

 

今年は20名で

来てくれました。

 

 

東松島、石巻、女川

と会食を挟んで

 

 

楽しい時間を

共有させて頂きました。

 

 

転勤が多い企業のようで、

震災を知らない社員に

 

震災のことを

知ってもらう

 

そんな

目的があるようです。

 

 

こういった

人間力ある企業が

 

増えてくれれば、

うれしいですね!

 

 

──▼─────────────

1.家庭防災の問題点と課題

──▲─────────────

 

 

「防災朝礼」は

令和時代を迎え

 

新しいスタイルで

お届けします。

 

 

忘れがちな防災について

 

・思い出すキッカケ

 

・話し合うキッカケ

 

 

となる朝礼ネタを

提供します。

 

 

職場やチームで

朝礼の話し合いの

 

テーマ(ネタ)として

ご活用ください。

 

 

今回のテーマ(ネタ)は

 

 

「家庭防災の問題点と課題」

 

 

をお届けします。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

家庭防災の問題点3つ

とその課題

 

 

【1】防災を学ぶ、

知識を得るについて

 

 

●問題点:

 

どの防災情報、

誰の知識が正しいのか?・・

 

 

自分にとっての「基準」や

「正解」が解らない。

 

 

知識を得たくても、

近場(在宅)で常時学べる

場所(サービス)もない。

 

 

 

【2】防災意識を高める、

持続するについて

 

 

●問題点:

災害のニュースで見たときは、

気持ちを引き締めるが、

 

日常生活に忙殺され

持続するのが大変。

 

気づけば普段の生活に逆戻り。

 

 

 

【3】防災グッズを購入して

災害対策をするについて

 

 

●問題点:

そもそもどの防災グッズが

自分に最適か?が分からない。

 

 

買ってもそのまま、

どこかに閉まって記憶もあいまい。

 

 

水や食品も既に期限切れの状態で、

交換すらしていない。

 

 

 

●課題:

災害が多発している状態でも

上記【1】〜【3】の

繰り返しで前進しない!

 

 

この3つの問題のうち

(上記、課題を含め)

 

自分で意識して

 

改善できるものを

話し合ってください。

 

 

逆に改善できないものを

その理由を述べて

話し合ってください。

 

 

自分で

 

「できること」

 

「できないこと」

 

を知ることも重要です。

 

 

その上でさらに、、、

 

改善方法などを

(人任せにしない)

考えるトレーニングを

することが

 

 

防災意識の向上に

繋がります。

 

 

難しいかもしれませんが

 

自分を鍛える意味で

チャレンジしてみてください。

 

 

考えるのは「タダ」です。

 

 

お金は掛かりません(苦笑)

 

 

家族とも

話し合ってみてください。

 

 

さらに、、、

 

新潟・山形の地震の

続報です。

 

 

6月18日に発生した

山形県沖を震源とする

最大震度6強の地震について

 

 

被災地で調査に当たった

東北大学の研究チームが

 

24日に仙台で

報告会を開きました。

 

 

その結果、、、

 

「古い建築基準法」の下で

建てられた住宅で、

 

被害が目立ったとの

指摘が出されました。

 

 

東北大学の災害研究チームは、

地震発生翌日の6月19日、

 

新潟県村上市と山形県鶴岡市を

訪れ調査しました。

 

 

その結果を踏まえ、

 

地震工学が専門の柴山明寛准教授は

「被害を受けた建物の割合は、

高くはなかったものの

 

1981年に改正される前の

「建築基準法の下」

 

で建てられた

住宅に壁の剥落などが見られた!

 

と報告しました。

 

 

未だ日本中に

 

古い建築基準法の下で

建てられた住宅が

たくさんあります。

 

 

もし、あなたのご自宅

あなたのご実家など

 

該当するのであれば

行政で耐震補強の

 

助成金なども

出しておりますので

 

一度、検討してみては

いかがでしょうか?・・

 

 

これも、、、

 

 

「家庭防災の

問題点と課題」

 

の1つです。

 

 

──▼─────────────

2.東松島市大曲浜保育所 後編解説

──▲─────────────

 

 

おそらく一週間経って

記憶が薄れていると

思いますので

 

前回のおさらいです。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

前編動画の通り、

指定避難所まで

大渋滞が発生!

 

そこで生死が分かれました。

 

 

実は、、、

 

私の長男(18歳)が運転する

車もその渋滞に

嵌っていました。

 

 

同乗していたのは

15歳の次男、

妻の80代の両親でした。

 

 

結論からいって

長男たちは津波に

追いつかれます。

 

 

しかし、神様は味方して

くれました。

 

その直前に民家の二階に

逃げて九死に一生を得ました。

 

 

実は、渋滞に嵌っていた

うちの家族を見つけた

知り合いが

 

 

二階のベランダから

津波に来ていることを告げ

(叫んでくれて)

 

それに気づいた家族が

知り合いのお宅の敷地に

 

 

車で乗り込み

一目散に車を乗り捨て

二階に逃げました。

 

 

二階に逃げながら

階段の後ろを振り返ると

 

 

津波が到達しており

 

ドンドン水位が

増していった!

 

といいます。

 

 

もちろん、車は水没。

 

 

しかし、津波は

一階のほぼ天井くらいで

止まり

 

二階まで達しなかったのが

不幸中の幸いでした。

 

 

長男たちは無事助かり

 

そのお宅で一晩

お世話になりました。

 

 

夜中、何度も津波が

来たそうです。

 

 

最終的に、、、

 

大曲浜地区には

8回の津波が観測

されています。

 

 

実は、、、

 

この渋滞が発生した道を

逆行して

家に戻った人たちもいます。

 

 

理由は、、、

 

雪が降って寒いので

毛布を取りに行った。

 

子どもが心配で向かった。

 

様々です。

 

しかし、

残念ながら津波の

犠牲になっています。

 

 

その渋滞を襲った津波は

避難所の「大曲小学校」

にも到達し、

 

 

大曲小学校も一階が水没!

 

 

私の三男が通っており

そこでもドラマがありました。

 

 

それを踏まえて

 

 

【経路研究所】

ケース@東松島市大曲浜保育所 

後編

 

https://www.youtube.com/watch?v=3L2oOfQVyb8

 

 

次回、解説を加えて

現場の詳細をお伝えします。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ということで

後編の解説です。

 

 

後編動画でも証言していますが

 

「津波」が来た!

 

という情報(声)が聞こえ

 

 

保育士らは

車を乗り捨てて

 

徒歩で学校を目指した!

 

 

同時期、大曲小学校へも

 

「津波」が来た!

 

という情報(声)が届き

 

先生と生徒、

既に避難してきていた

 

地域住民は

三階に駆け上がり

 

 

ギリギリのタイミングで

 

津波の人的被害を

回避しております。

 

 

そして、

後編動画でも

証言している通り

 

校庭に押し寄せた津波は

車をのみ込み

 

真っ黒い濁流といっしょに

(校庭で)

グルグル回っていた!

 

 

当時、大曲小学校で

三階に避難して助かった

 

 

私の三男も

証言しておりました。

 

 

後編動画を見た私は

 

(保育士の証言は)

「あ〜三男と同じ証言だ!」

と思いました。

 

 

ここで重要なのは

 

仮に車で逃げたとしたら

潔く車を乗り捨てる

 

「タイミング」です。

 

 

逆に、、、

 

乗り捨てる前提で

車避難を検討してください。

 

 

車に執着すると

命を落とします。

 

 

また今回は

 

保育士も

大曲小学校も

 

 

「津波」が来た!

 

という情報(声)が

届いたことが大きいです。

 

 

情報難民になると

 

命を落とす確率が

跳ね上がります!

 

 

実は、、、

 

同じ東松島市の

野蒜小学校では

 

 

情報が届くのが遅く

 

 

「先生、津波が来るって」と

 

携帯電話を持った

保護者が駆け寄ってきた

 

 

当時のタイミングで・・・

 

 

濁流はすぐに

体育館の中に流れ込み

真っ黒い渦を巻きながら

 

避難してきた人たちを

のみ込みました。

 

 

床から1メートルぐらいの

高さのステージに

逃げた人たちは

 

どんちょうをつかんだり

お互いにしがみついたり

 

しましたが、

 

水が引いた後、

多くの人が亡くなっていました。

 

 

情報は、、、

 

1秒でも早く得るべきです。

 

 

また、、、

 

正しい「知識」も必要です。

 

 

当時、校長が

最も心配したのは

 

 

(津波よりも)

「余震による校舎の倒壊」

でした。

 

 

理由ですが、、、

 

 

校長の脳裏には

 

20112月の

ニュージーランド地震で

 

崩れ落ちた建物の映像が

あったそうです。

 

※日本人学生が亡くなり

当時、連日報道を

しておりました。

 

 

 

要は、、、

 

「校舎の倒壊」を恐れて

 

安全な3階校舎への

避難を躊躇した!

 

 

これが生死を分けました。

 

ここで知るべきことは

 

 

倒壊した

ニュージーランド地震の校舎は

 

石を積み上げた、

ブロック塀みたいな建物だった。

 

 

野蒜小学校の校舎は

鉄筋コンクリート。

 

 

鉄筋コンクリートは

津波で倒れる恐れは、

ほとんど無いです。

 

 

建物の基本知識や

津波に対する

 

基本知識がないことが

 

 

不幸の原因の一つに

なり兼ねない

 

ということを

我々は覚えておきましょう!

 

 

──▼─────────────

3.ここだけのつぶやき

──▲─────────────

 

 

私の実家は、、、

 

1981年に改正される前の

「建築基準法の下」

 

で建てられた住宅に該当します。

 

 

まずもって

この法律が出来た

 

要因の地震が・・・

 

1978年の宮城県沖地震です。

 

 

新築わずか3年の実家が

被害を受けました。

 

今年で41年経ちます。

 

 

実は宮城県人にとって

 

6月は忘れられない

月なのです。

 

 

前述の宮城県沖地震

に加えて

 

 

2008年の

宮城・岩手内陸地震

 

 

これも6月でした。

 

 

私の実家は

 

1978年の宮城県沖地震

 

2003年の宮城北部地震

 

2011年の東日本大震災

 

この3つの地震で

被害を受けました。

 

 

私自身も

 

東日本大震災で

自宅が全壊・・

 

 

親子で

被害を受けているという・・

 

 

何の因果がでしょうか??

 

 

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一般社団法人 防災プロジェクトが

提供できる防災サポートのご紹介!

 

●石巻圏語り部ガイド

http://picturebook-owner.com/kataribe.html

 

●防災講演

http://picturebook-owner.com/kouen.html

 

●人間力向上講演

http://e-kahoku.com/nakai/kouen.html

 

●わが家のぼうさい相談所

https://peraichi.com/landing_pages/view/bp311

 

●黄色い安否ハンカチ

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