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週刊 『防災朝礼』メールマガジン
(第59号
2020/03/13)
+++日本初〜企業を永続させる
防災朝礼のススメ!
+++
〜防災の学びを通して
社員のリーダー力・人間力強化〜
発行者:(一社)防災プロジェクト
代表理事 中井政義
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■『防災朝礼』のスタートです。
いつも『防災朝礼』メルマガを
お読み頂きありがとうございます。
一般社団法人 防災プロジェクト
代表理事の中井政義です。
あれから9年経ちました。
新型コロナウイルスの影響で
今年は・・
年に一度の「震災から○年と」いう
にわか報道が少ない年になりました。
被災地から離れている
ほとんど震災報道がされない地域においては
年に一度の震災を思い出す機会だったのですが
それが実現できず、とても残念です。
私だけでなく、被災地の多くの方が
同じ気持ちだと思います。
が、しかし・・
これからが国家的な風化との戦いですので
モチベーションは下がっておりません!
というわけで
本日、5時間という長丁場の
被災地語り部ガイドがあります。
地元では誰もやっていない
私だけが挑んでいるクレイジーなプランです。
(普通はどこでも90分くらいですからね)
以下、総距離100キロ以上を巡ります。
・航空自衛隊松島基地(通過)
・東松島市大曲浜(下車)
・石巻門脇小学校(下車)
・南浜地区・がんばろう石巻看板(下車)
・石巻漁港(通過)
・女川病院(下車)
・女川駅(下車)
・女川シーパルピア商店街(下車)
・旧大川小学校(下車)
おそらく5時間を超えてしまうでしょう!
9年経った今を伝えたいと思います。
──▼─────────────
風化させない輪
──▲─────────────
「防災朝礼」は
忘れがちな防災について
・思い出すキッカケ
・話し合うキッカケ
となる朝礼ネタを
提供します。
家庭や職場、チームで
朝礼の話し合いの
テーマ(ネタ)として
ご活用ください。
今回のテーマ(ネタ)は
風化させない輪
をお届けします。
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震災から約一ヶ月後
福岡県のある青年会議所様から
お問い合わせを頂きました。
(2011年5月13日当時の記録を
掲載させて頂きます)
当時の先方様のお問い合わせ内容は
ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回の大震災において、
私たち会議所も直ぐに募金活動を開始し、
義援金を募る運動を行なっておりますが、
震災が起き2ヶ月が経過し、
まだまだ被災地へ向けての支援、
援助が必要だということは凄く感じています。
ただ、私の中に今ある感情として、
今、世の中の方向としては
支援や援助という方向で動き、
今後も一定の期間は金銭的支援や
ボランティア活動による
支援が必要だということは分かります。
しかし、それとは別に、
この歴史上類を見ない大災害が
わが国で起こったという事実を、
風化させないことが重要ではないか、
と思っています。
震災のみならず、津波により街が跡形も
無くなるほどに流されたこと。
それにより多くの犠牲者が出また、
老若男女問わずに生活もままならぬ方が
多数いること。
特に、親を亡くし取り残された子供がいる、
ということなど考えれば尚更、
風化させてはいけません。
阪神・淡路の時も本当に国民が
驚いた大災害でしたが、
今回の東日本を襲った災害がなければ、
災害地以外の方はほとんどが
思い返すことがなかったのではなかろうかと
考えてしまいます。
そこで、今年の10月に、
私たち団体で被災地へ向けた
チャリティーイベントを
検討している最中ですが、
私たち地域の方々へ、
今回の大災害のことを、
風化させずにどうしたらしっかりと
後世へ伝える事が出来るのか。
自分ごとのように考え、
時と共に忘れぬようにするには
どうしたらよいのか。
チャリティーイベントの際に
風化させないための「何か」、
をどうしたらいいのか、
本当に悩んでおります。
ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
風化させないためにはどうしたらいいか?
私の考えを求める内容でした。
そして、私はこうお答えしました。
**様のおっしゃる通り、
金銭的支援やボランティア活動は必要です。
しかし、お金に関しては、
当センターのブログにも書いておりますが、
義援金は私たち被災者へまだ1円も
届いておりません。
(届く時期は未定です)
むしろ、全国で一生懸命義援金を
集めている方々に申し訳なく思っております。
被災者を思い、お忙しい中、
貴重な時間を割き、汗水たらして
届かない義援金のために
がんばっていらっしゃることに・・
(被災者として、むしろみなさんに対して
罪悪感を感じます)
さらに、ボランティア活動も必要です。
こちらも人手はまだまだ足りていません。
継続的に募集していくしかありません。
これと平行して絶対必要なのが、
**様がおっしゃる「風化させない活動」です。
お蔭様で、当センターの活動に
現在共感者がドンドン増えて、
たくさんの方が「風化させてはいけない」と
応援してくれています。
それが、私の原動力になっています。
感謝です。
そして私は被災者でありますが、
同時にメッセンジャーとして
そこに使命を感じ、活動をしております。
理由は、過去の明治三陸地震、昭和三陸地震の
教訓がきっちり生かされていれば
これほど多くの死者を出さなかったということが
悔やまれてならないからです。
今年、47歳になる私でさえ、
明治三陸地震、昭和三陸地震の存在を
知らなかったのです。
三陸に高頻度で大津波が来襲していた!
という教育を受けていれば、
もっと多くの方が逃げていたはず・・
(明治三陸地震と昭和三陸地震の間隔は、
わずか37年なのです)
だから、今後は、明治三陸地震、昭和三陸地震、
東日本大震災の悲劇を伝え
沿岸部が多い日本において、
大地震が来たら必ず高台に逃げるということを
条件反射のように叩き込む教育が
必要だと思っています。
そこで、私が考えるチャリティーイベントの際に
風化させないための「何か」・・ですが、
まさに被災者の私が現実を伝え、
報道では写されていない生の画像を提供したり、
私が執筆を予定している冊子の配布など
ということが挙げられます。
実は、私はもともと、
販促家として販促原稿や文章を書く仕事、
さらに販促セミナー(商工会議所含)を
行っているセミナー講師でもあるので、
今後は、「東日本大震災を風化させない」
ための講演も行っていこうと考えています。
全国、呼ばれれば足を運んで真実を伝えて、
風化させない活動を一生の仕事にしようと
考えている次第です。
私は今回のブログ発信を通じて、
たくさんの方からコメントを頂き、
いかに被災地の現状を知らない人が多いか・・
という現実に気づかされました。
となれば、真実を知る人間が、
全国へ出向き、真実を伝えるしかないのです。
いくらネット社会とはいえ、
やはりアナログで接して伝えることが、
一番真実と感情が伝わります。
どれだけ多くの方が、悲しみ、苦しみ、
憤りを感じながらも辛い現実を
乗り越えようとしているか・・
やはり被災当事者と被災地で暮らす人しか
わからないでしょう。
と、このようなやりとりがありました。
今、読み返すと懐かしいです。
あれから9年経ちました。
だいぶ風化しましたが、
さらに10年目に向けて伝えてきます。
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提供できる防災サポートのご紹介!
●中井政義さんが選んだ防災セット
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